白内障手術について
当院では日帰り白内障手術を行っております。
わずらわしい入院の必要がなく速やかに日常生活に戻れますし、入院にかかる費用負担もありません。
手術は短時間で終了します。術中、術後とも痛みはほとんどありません。
手術後は院内で休んでいただき、問題がないことを確認の上ご帰宅いただきます。
目の状態は患者様ごとに異なりますので詳しくは医師にご相談下さい。

白内障の治療
点眼薬
白内障の進行をある程度遅らせることは可能ですが白内障の症状を改善したり、視力を回復させることはできません。
手術
メガネを合わせても見えにくい、かすみが強くなった、などの症状があれば手術を検討いたします。
? こんなことありませんか
- 日常生活に支障が出る場合(買い物、編み物、スポーツ、運転など)
- 矯正視力が0.7以下(運転免許の更新ができない)
- 仕事上などで、見る力が高く求められる場合(専門職、運転手など)
- 白内障のため、目の奥の状態が観察しにくくなった場合(糖尿病、緑内障など目の病気)
- 急性緑内障発作をおこしそうな場合
- 高度な近視や遠視の場合(メガネやコンタクトから開放される時間が増える)
患者様の生活スタイルや趣味、目の状態などにあわせて、手術に適した時期も異なりますので、しっかりお話させていただいた上で、お一人おひとりに最適なご提案をさせていただきます。
白内障手術
黒目(角膜)と白目(強膜)の境目あたりに幅3mm弱の創を作成します。
とても薄い水晶体の皮を円形にくりぬきます。

超音波装置を用いて、水晶体を砕き、吸引します。

眼内レンズ(人工水晶体)を挿入します。
もともとの水晶体の袋の中に、眼内レンズをおさめて手術を終了します。

個人差はありますが難症例を除き10分~15分程度で終了します。
手術後は、普段通りに生活していただけますが、点眼や定期検診の必要があります。
手術までの流れ
手術までの流れやその後の注意事項などについては、患者様の症状などにより異なる場合があります。
また、実際の手術の際には医師及びスタッフから手術方法、手術の流れ、手術前後の生活における注意事項などを患者様に直接詳細に説明いたします。
1
手術に関する日程を決めます
患者様と相談しながら、手術日、その他検査・診察日の日程を決めていきます。
手術決定後は医師および看護師より、手術方法の他、手術前後の予定・注意事項等の説明及び問診があります。
2
術前検査(予約制)を行ないます
手術に必要な眼の検査、診察を行います。
3
手術前最終検査
手術のオリエンテーションを行います。(手術当日の来院時間・手術前点眼・手術前後の注意事項などについて)
4
手術の順番に沿って、事前に指定された時間にご来院して頂きます
手術をした眼に眼帯を当てたまま翌日まで過ごして頂きます。
手術後はしばらく安静の後診察し、お会計が済み次第すぐにご帰宅頂けます。
5
手術翌日診察
スタッフが眼帯を外します。その後検査・診察を行います。
手術後の点眼方法について説明を行います。
注意点
- 術後1週間は短い間隔で診察があります。その後も定期的に診察が必要となります。
- 予約制の診察であっても、当日の診療状況によってお待たせする時間が長くなる場合がございます。予めご了承下さい。
- 手術前後の診察時には、基本的に瞳を広げて(散瞳)診察を行います。
- 散瞳や、眼帯をしている状態では視野が狭くなり、遠近感が取りづらくなります。
- 手術後もしばらく見え方が安定しない場合があります。
このような状態でのお車の運転は非常に危険ですので、お車での来院はお控え下さい。
費用について
単焦点眼内レンズ及び乱視度数加入付き眼内レンズ(トーリックレンズ)については、通常の健康保険の適応範囲です。
眼内レンズの種類にもよりますので、詳細は医師・スタッフにお尋ねください。